カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
夜はパソコンを起動させて、フェイスブックの更新。
以前勤めていた会社の同僚達とやり取りをしていた。
俺は新規事業部に異動して成果を出せば、『藤堂コーポレーション』を退職して起業するつもりでいた。
だから、今の場所は通過点に過ぎない。
莉那の上司で居られるのも、ほんの僅かかもしれない。
俺はブリーフケースを開けて、彼女のプランをコピーしたUSBを取り出し、差し込んだ。
彼女のプランは完璧だけど、更に完璧にする為に修正すべき点を考えた。
ニャーと気まぐれな珠子が俺の膝に乗り掛かって来た。
「今は大事な仕事をしている。あっちに行ってくれ」
珠子は俺の言葉を無視して、膝の上でカラダを丸めて寛ぎ始める。
マイペースな珠子。
俺は珠子の気まぐれに振り回されていた。でも、この憎めない同居人に癒されていた。
「全く、お前は気ままだな…」
俺は吐息を付いて、気を安らげる。
以前勤めていた会社の同僚達とやり取りをしていた。
俺は新規事業部に異動して成果を出せば、『藤堂コーポレーション』を退職して起業するつもりでいた。
だから、今の場所は通過点に過ぎない。
莉那の上司で居られるのも、ほんの僅かかもしれない。
俺はブリーフケースを開けて、彼女のプランをコピーしたUSBを取り出し、差し込んだ。
彼女のプランは完璧だけど、更に完璧にする為に修正すべき点を考えた。
ニャーと気まぐれな珠子が俺の膝に乗り掛かって来た。
「今は大事な仕事をしている。あっちに行ってくれ」
珠子は俺の言葉を無視して、膝の上でカラダを丸めて寛ぎ始める。
マイペースな珠子。
俺は珠子の気まぐれに振り回されていた。でも、この憎めない同居人に癒されていた。
「全く、お前は気ままだな…」
俺は吐息を付いて、気を安らげる。