カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~
《8》リングの波紋
莉那side-
「初のプレゼンどうなるかと思ったが…さすがは遊佐課長だ。野崎部長も感心していたよ」
「プレゼンは終わりましたが、俺達の出したプランはあくまで二人の意見。会議を重ねて、より具体的なプランを練りましょう。沢木部長」
「そうだな」
沢木部長は逸希の言葉に賛同し、改めて資料に目を通した。
「ところで、莉那の薬指に嵌ったダイヤのリングは何だ?」
「俺が莉那にプレゼントしました」
「ダイヤのリングとは…俺に内緒で婚約でもしたのか?」
「沢木部長との仲は皆知っています。俺と莉那との仲を印象付ける為に…偽装婚約しただけです。俺は別に沢木部長と莉那の仲を裂いたワケではありません」
偽装って…
私の胸には残念なキモチが溢れた。
「そこまでしなくても・・・」
沢木部長も逸希の行動に戸惑っていた。
「この先も新規事業を3人で手掛ける以上は必要なコトです」
「プレゼンは終わりましたが、俺達の出したプランはあくまで二人の意見。会議を重ねて、より具体的なプランを練りましょう。沢木部長」
「そうだな」
沢木部長は逸希の言葉に賛同し、改めて資料に目を通した。
「ところで、莉那の薬指に嵌ったダイヤのリングは何だ?」
「俺が莉那にプレゼントしました」
「ダイヤのリングとは…俺に内緒で婚約でもしたのか?」
「沢木部長との仲は皆知っています。俺と莉那との仲を印象付ける為に…偽装婚約しただけです。俺は別に沢木部長と莉那の仲を裂いたワケではありません」
偽装って…
私の胸には残念なキモチが溢れた。
「そこまでしなくても・・・」
沢木部長も逸希の行動に戸惑っていた。
「この先も新規事業を3人で手掛ける以上は必要なコトです」