カモフラージュ~幼なじみ上司の不測の恋情~

逸希side-

俺は沢木部長の命令通り退室して、執務室に戻った。


沢木部長と莉那…

二人は何を話しているんだろう?


俺は頬杖を付いてぼんやりとパソコン画面を見つめる。


「失礼します。遊佐課長頼まれたコピー出来ました」


高木さんが俺の頼んでいた資料のコピーを持って来た。


「ありがとう。高木さん」


「いえ」


「植野チーフは執務室に戻ったか?」


「いいえ、まだ…沢木部長の所だと思います」


「そうか…」


随分と長く二人は話をしているんだな…


話だけか?








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