君と2回目の恋を
結婚式から数日がたった。






桐に会ってから、俺も夢華も忙しく会えていない



ほぼ毎日あっていたから、校門に夢華がいないことに違和感を覚える




………会いてぇ





胸中の想いといっしょにため息をはく





季節はいよいよ夏真っ盛り

空は抜けるように青く、白い入道雲が浮いている



蝉の大合唱がうるさい





俺は変わったと自分で自覚する




それはたった1人の女によって



前は、仲間がいれば女なんてどうでも良かった



前は誰かに会いたいなんて、誰かを護りたいなんて、思わなかった



たった1人、夢華のためになんでもできると思った



そして、





ずっと俺の横にいて欲しい







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