君と2回目の恋を
事情聴取とかいろいろで最近は忙しかった



正直、事情聴取は辛かった


あいつのことなんて思い出したくもなかった




やっと落ち着いたから引っ越すことにしたの




桐の家になんていたくなかったしね





「それにしても、ほんとに大きいなぁ」


もう一度家を見上げる




３階建ての家は奥行もだいぶある


ベランダもあって屋上もある


門までいてるんだからびっくりするよね






「んーと、鍵はぁと」


カバンから鍵を取り出して門を開ける



庭は広いけど荒れ放題


まぁしばらく使ってなかったぽいし仕方ないか




玄関に続く道を足早に歩く




雨がだんだん強さをましている


そのせいであちこちて水がはねて足が濡れる



「早く入ろ」





異変に気づいたのは、階段の少し手前


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