君と2回目の恋を
「っ夢華‼︎」



人の隙間から見えたあいつの顔は

両目に涙を溜めて今にも泣き出しそうだった




チャラ男に掴まれた腕を必死にほどこうとしていた




「れんと!!」



夢華の叫びを聞いた途端

俺の中で何かが切れた音がした




夢華に群がっていた奴を蹴散らして夢華の元へ走った



「おい、どけ!!そいつに汚ねぇ手で触るな」






大声で怒鳴って、辺りにいた奴らを殴り飛ばす






速く、速くあいつを助けないと
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