君と2回目の恋を
「さて
夢華ちゃんは2年5組よ


今日は授業はでなくてもいいから、学校見学でもしましょうか」



「え、いいんですか?」



校長先生が直々に案内してくれるなんて


と言うか、仕事ないのかなぁ?



「校長なんて暇だからね」




私の心を見透かしたように、
校長先生がにっこり笑った



校長先生、エスパーか!エスパーなのか!?





「なら、お母さんは帰るわね

真奈ちゃん、夢華をよろしくね」




「はーい

責任をもってお預かりしまーす」




むむ
校長先生、語尾が伸びてるぞ


信用度全くないんですけど!



ほんとに校長先生なのかなぁ?


「じゃあね夢華」



おいおい

突っ込まないの?


間延びした語尾に突っ込まないの?




さすがと言うか何と言うか



「はーい」



私もちょっとだらしなく返事をした


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