君と2回目の恋を
夢華の腕を掴んでいたチャラ男の腕を力任せに引き剥がした


そしてそのまま顔面に右ストレート






「夢華!大丈夫か?怪我、してねぇか?」




駆け寄った俺の手を夢華がぎゅっと握った






「おい、てめぇら。こいつは俺の女だ。次手ぇ出したら容赦しねぇ。



……夢華、倉庫いくぞ」




「うわ、椿だ!やべぇよ、速く行くぞ!」


「す、すみませんでしたぁ〜!」




チャラ男たちは、俺を見るなり散って行った




「悪ぃ、もっと速く気づくべきだった」


「蓮くんのせいじゃないよ

私がボケッとしてたのも悪かったの」




強がって見せてるけど繋いだ手は冷たく、小刻みに震えていた







「……ごめん」



再び小さく呟いた





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