君と2回目の恋を
「俺は椿蓮斗
白夜の総長だ
それから……いや、なんでもない
今から総会でお前が見つかったことを報告するから、総会の準備しに倉庫に行くぞ
お前らも準備しろ」
は?終わり?
1番重要なことを言ってないじゃねぇか
「おい、蓮斗ちょっと集合」
蓮斗を少し離れたところに連れていく
「何だよ?」
「なんで言わねぇんだよ」
ふざけてんの?
周りを見渡すと、夢華を除いたみんながキョトンしていた
なんで、付き合ってたって言わないんだよ
やっと見つかったのに
ずっと探してたじゃねぇか
それこそ白夜が崩壊する寸前まで
「急ぐぞ
明日はは全支部も集まる」
「あ、おい!」
わけわかんねぇ
「ねぇ、なんで私が見つかった報告しなきゃ行けないの?」
「それはね、夢ちゃんが僕らのお姫様だからだよ
みんな夢ちゃんが居なくなって心配してたんだ」
「姫?私が?佳奈じゃなくて?
なんで私が姫になったわけ?」
「それはねぇ、夢ちゃんが………なんでもない!
今のはなんでもない忘れて!」
いいところまで言いかけた陽翔だったが
なぜか途中で言葉を止めた
何してんだよあいつ
……あぁ、納得
そりゃ総長が凍りそうな視線をよこしたらあぁなるわな
蓮斗が黙ってるのは釈然としないけど、みんなを待たせるわけにはいかない
「行くか」
俺の言葉を合図にみんながぞろぞろと屋上から出て行った
1人を除いて
「蓮斗!
なんで言わなかった⁉︎
あんなに必死こいて捜したってのによ
お前だって元の関係に戻ることを望んでるんだろ?
記憶がないから言わなきゃ伝わんねぇぞ」
「だからだよ」
ハッとした
見ると、そこにいたのは弱々しく笑う蓮斗
「記憶がないから、だからだ
今の状態で、俺らは付き合ってましたなんて言えるかよ
そんなこと言ったらあいつを困らせるだけだ
それにあいつにとって今の俺は印象最悪だ
あいつが思い出すのを、俺は待つ」
「もし、戻らなかったら?
お前もさっき言ったよな
記憶が戻る保証はないって」
「そんときは、またあいつを惚れさせるだけだ」
そう言い放った蓮斗は、さっきの弱々しさなど微塵もなく
自信に満ち、不敵に笑う椿蓮斗だった
「けっ
後で後悔すんなよ」
全く大した奴だ
白夜の総長だ
それから……いや、なんでもない
今から総会でお前が見つかったことを報告するから、総会の準備しに倉庫に行くぞ
お前らも準備しろ」
は?終わり?
1番重要なことを言ってないじゃねぇか
「おい、蓮斗ちょっと集合」
蓮斗を少し離れたところに連れていく
「何だよ?」
「なんで言わねぇんだよ」
ふざけてんの?
周りを見渡すと、夢華を除いたみんながキョトンしていた
なんで、付き合ってたって言わないんだよ
やっと見つかったのに
ずっと探してたじゃねぇか
それこそ白夜が崩壊する寸前まで
「急ぐぞ
明日はは全支部も集まる」
「あ、おい!」
わけわかんねぇ
「ねぇ、なんで私が見つかった報告しなきゃ行けないの?」
「それはね、夢ちゃんが僕らのお姫様だからだよ
みんな夢ちゃんが居なくなって心配してたんだ」
「姫?私が?佳奈じゃなくて?
なんで私が姫になったわけ?」
「それはねぇ、夢ちゃんが………なんでもない!
今のはなんでもない忘れて!」
いいところまで言いかけた陽翔だったが
なぜか途中で言葉を止めた
何してんだよあいつ
……あぁ、納得
そりゃ総長が凍りそうな視線をよこしたらあぁなるわな
蓮斗が黙ってるのは釈然としないけど、みんなを待たせるわけにはいかない
「行くか」
俺の言葉を合図にみんながぞろぞろと屋上から出て行った
1人を除いて
「蓮斗!
なんで言わなかった⁉︎
あんなに必死こいて捜したってのによ
お前だって元の関係に戻ることを望んでるんだろ?
記憶がないから言わなきゃ伝わんねぇぞ」
「だからだよ」
ハッとした
見ると、そこにいたのは弱々しく笑う蓮斗
「記憶がないから、だからだ
今の状態で、俺らは付き合ってましたなんて言えるかよ
そんなこと言ったらあいつを困らせるだけだ
それにあいつにとって今の俺は印象最悪だ
あいつが思い出すのを、俺は待つ」
「もし、戻らなかったら?
お前もさっき言ったよな
記憶が戻る保証はないって」
「そんときは、またあいつを惚れさせるだけだ」
そう言い放った蓮斗は、さっきの弱々しさなど微塵もなく
自信に満ち、不敵に笑う椿蓮斗だった
「けっ
後で後悔すんなよ」
全く大した奴だ