君と2回目の恋を
「ったく。しょうがねえな
総長の意思となっちゃ逆らえないな
……待っててやるよ
あいつらにもそう言っておく」



「あぁ、悪いな」




こいつには一生敵わないと思う


喧嘩も、男としても




「でも、姫にするんならお前の女ってことになるぞ?
そこらへんはどうするつもりだよ」




「それは今日の総会で言う。
幸か不幸か、夢華は記憶がないから姫が総長の女ってことはしらねぇはずだからな
下に口止めしておけばなんとかなるだろ」




敵わないもの追加!

悪知恵!



まぁ、こんなじゃないと白夜の総長は務まらねぇけどな






白夜は今、節目を迎えようとしている



いなくなった姫が戻ってきた


そうなれば、必然的に族の雰囲気は良くも悪くも変化する



俺は、よくなるって信じてるけどな



護るべき対象を得た蓮は絶対に強くなる



そうなれば、チーム全体の士気も上がる




停滞していた影響範囲も広がるだろうし、族の総合力も上がる






夢華がいるだけでこんなに違うんだな



蓮も夢華も、白夜に必要な存在だ


改めて、こいつらの存在の大きさを感じた







「颯太、行くぞ」



「おう」
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