君と2回目の恋を
「うえ?」
思わず漏れた困惑のひとこと
(えー、もっとごちゃごちゃしてるかと思った
こんなの全校集会じゃん!甘く見てたわぁ
なんか緊張してきたぁどうしよぉ)
整然と並んでいる彼ら
みんなが私を見ている
「ああ、えぇっと、、、」
頭がましっ白になってしまった
いろいろ考えてたのに
あたふたしていると、いちばん前の席から誰かが立ち上がった
(だれ?)
「難しいことは言わなくていい
いま思ってることいえばいいから」
あの人だった
私の家の前に座ってた
名前は確か、
「ありがとう、椿さん」
(よし、ちょっと落ち着いた)
目をつぶってゆっくりと息を吸い込む
ゆっくり吐く
目を開くとさっきまでと違う、
なんとなく懐かしいような
そんな景色があった
「えっと、橘夢華です
って言ってもみんな知ってるんだよね?
みんな知ってる通り、いま私には記憶がない
だから、いろいろ迷惑かけるかもしれない
でも私、少しずつでもいいから、思い出したい!
みんなと一緒に過ごしたこととか
いつ記憶が戻るかわからないけど
だから、それまでよろしくお願いします」
バサッと頭をさげる
しばらくの沈黙
(あれ?変な事言ったかな?)
恐る恐る顔を上げてみる
すると誰かが手をたたき出した
それを皮切りに大音声の拍手が私を迎えた
椿さんが立ち上がってこっちに来る
「頑張ったな」
椿さんが頭をぽんぽんと叩いてきた
なんだか照れくさい
恥ずかしいからやめて欲しい
そう思って椿さんの手を上から抑えた
そのまま椿さんを見上げて言う
「椿さんのおかげてす
落ち着いて挨拶できたの」
「っ、そうか
あと、蓮斗でいい」
椿さんはちょっとびっくりしたような顔をしたけど、すぐにちょっと笑った
「いやいや、呼び捨てはちょっと……
あ!蓮くんって呼んでもいいですか?」
「!!好きにしろ」
さっきよりさらに息を飲んだ椿さん
そんなに嫌だったかのかな?
「あ、あの、嫌なら蓮斗さんって呼びますけど…」
「いや、さっきのでいい」
早口にいって蓮くんは颯太さんのところに行ってしまった
その間も拍手は続いていた
思わず漏れた困惑のひとこと
(えー、もっとごちゃごちゃしてるかと思った
こんなの全校集会じゃん!甘く見てたわぁ
なんか緊張してきたぁどうしよぉ)
整然と並んでいる彼ら
みんなが私を見ている
「ああ、えぇっと、、、」
頭がましっ白になってしまった
いろいろ考えてたのに
あたふたしていると、いちばん前の席から誰かが立ち上がった
(だれ?)
「難しいことは言わなくていい
いま思ってることいえばいいから」
あの人だった
私の家の前に座ってた
名前は確か、
「ありがとう、椿さん」
(よし、ちょっと落ち着いた)
目をつぶってゆっくりと息を吸い込む
ゆっくり吐く
目を開くとさっきまでと違う、
なんとなく懐かしいような
そんな景色があった
「えっと、橘夢華です
って言ってもみんな知ってるんだよね?
みんな知ってる通り、いま私には記憶がない
だから、いろいろ迷惑かけるかもしれない
でも私、少しずつでもいいから、思い出したい!
みんなと一緒に過ごしたこととか
いつ記憶が戻るかわからないけど
だから、それまでよろしくお願いします」
バサッと頭をさげる
しばらくの沈黙
(あれ?変な事言ったかな?)
恐る恐る顔を上げてみる
すると誰かが手をたたき出した
それを皮切りに大音声の拍手が私を迎えた
椿さんが立ち上がってこっちに来る
「頑張ったな」
椿さんが頭をぽんぽんと叩いてきた
なんだか照れくさい
恥ずかしいからやめて欲しい
そう思って椿さんの手を上から抑えた
そのまま椿さんを見上げて言う
「椿さんのおかげてす
落ち着いて挨拶できたの」
「っ、そうか
あと、蓮斗でいい」
椿さんはちょっとびっくりしたような顔をしたけど、すぐにちょっと笑った
「いやいや、呼び捨てはちょっと……
あ!蓮くんって呼んでもいいですか?」
「!!好きにしろ」
さっきよりさらに息を飲んだ椿さん
そんなに嫌だったかのかな?
「あ、あの、嫌なら蓮斗さんって呼びますけど…」
「いや、さっきのでいい」
早口にいって蓮くんは颯太さんのところに行ってしまった
その間も拍手は続いていた