教えてくれたのは、君でした。
*、「俺が好きなのは愛美だけだよ」
私たちは場所を変えて
お姉さんの店にやってきた
「はい、メニュー」
お姉さんがメニューを玲くんに手渡した
すると玲くんは
ちょっと乱暴に受け取った
「あんた、なにイラついてんの?」
「別に」
「ふーん…」
お姉さんがいなくなってから
玲くんはメニューをテーブルに置いて
「で、なにから知りたい?
付き合うまでの経緯?期間?
それとも別れた理由?」
「そっ、そんな一気に聞かれても…」