教えてくれたのは、君でした。
「………………」
上半身だけ
そっと彼女に覆い被さって
もうすぐ唇が重な……
「……玲くん?」
「おっ、おは……よ?」
「………っ!?」
こりゃあバットタイミング
彼女が目覚めてしまった
よほど驚いたのか
彼女は無言であたふた
そんな彼女もやっぱり可愛くて
「はい、おはようのちゅー」
「…………っん」
「まなちゃん硬直しすぎ」
「だっ、だっていきなりこんな…」
「ねー、襲っていい?」
「だっ、だめ!だめです…!」
「え~1回だけ」
「1回も2回もだめですっ」
こりゃあしばらく彼女の恥ずかしがり屋は
俺でも治せそうになさそうだ