教えてくれたのは、君でした。
みんなの視線が集まるなか
玲くんは
「俺のだーいすきなまなちゃんもらう」
「えっ!?」
わたしの方を指差して
満足げに笑う玲くん
そんな彼に対して、私はというと
「まーなちゃん、返事は?」
「いっ、いい…よ?」
「はいっ、一人目決まり♪」
みんなの視線が
玲くんから、一気に私の方へ移った
「よかったじゃん、愛美!
愛しの彼氏に選んでもらえてっ♪」
「もー…亜衣ちゃん…」
嬉しいけど恥ずかしすぎて
顔上げられないよ!