教えてくれたのは、君でした。



「邪魔だなんて思ってないよ!」


「そ?ならよかった

てかさーまなちゃん」


私の名前を呼んだかと思うと

玲くんはなぜか目線をそらしながら

私が着ているジャージのチャックを閉めた



「あのっ…」


「とりあえずテントに戻って

まずは着替えること

あと、テントに戻るまでは

ジャージを絶対に脱がないこと

いい?わかった?」


「はっ、はい!」



玲くんにそう言われ

私は急ぎ足でテントへ向かった


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