教えてくれたのは、君でした。



「ごめん、実はどっちも

不安からの愛情確認のキス

これは本当だよ」


「玲くん、どうしたの…?」


明るくて、キラキラしてて

たくさんからかってくるけど

いつも優しい玲くんの横顔が

どこか神妙で、余裕なさげで



「俺さ、欲しいものがあるんだ」


「欲しいもの?」


「うん、何だと思う?」


「んー…服とか…?」


「ぶー」


「じゃあ、靴?アクセサリー?」


「ぶー、どっちもはずれ」


「んー他に何かあるかな…」


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