教えてくれたのは、君でした。



夜ご飯を食べ終え、後片付けをしてから

私たちは色んな話をした

出会った時の話

お互いがお互いを意識し始めた頃の話


楽しい時間はあっという間なもので

気がつくと時刻はもうすでに夜中の1時



「もうそろ寝よっか

夜ふかしはお肌に悪いよ」



「なんかその発言、お母さんみたい」



「いいからほらっ、おいで」



「ちょっ…!」



私は半ば強引に布団に放り込まれ

すぐそばには玲くんの顔

なにやらどこか、にこにこしている


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