教えてくれたのは、君でした。




「あれ、愛美ーまだ帰らないの?」


「まだ日誌書き終わってなくて」


「そっかぁー…

わたし用事あるから、先帰るね?」


「うんっ、また明日ね」



週に1回の短縮授業の日に

運悪く私は日直当番

本当ならもっと早く帰れるはずなのに…



「ついてないなー…」



誰もいない静かな教室

普段賑やかな室内がこんなにも静かだと

なんだかちょっと不思議な感じがする



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