教えてくれたのは、君でした。


「………………」

「………………」



しばらく歩いてから、私と沢村くんは

近くのファミレスへとやってきた


のは良いんだけど……



(気まずい……)



さっきから沢村くんは

ずっと無言のまま

ジュースを飲んだり、外を眺めたり

なかなか私と目を合わせようとしない



「あの…!」


「愛美ちゃんさー」


「はい………」



「あいつのこと好きなの?」



私があの人のことを

………好き!?

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