教えてくれたのは、君でした。



「お待たせいたしました~」



玲くんがトイレへ行ってる間

さっき注文したものを

玲くんのお姉さんが持ってきた



「あれ、玲は?」


「トイレに行ってます」


「あら、そうだったの」



カウンターへ戻ろうとしたお姉さんは

突然すっと私の方を振り向いて



「……ねえ、あなた」


「はい……?」





「玲のこと、どう思ってるの?」




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