教えてくれたのは、君でした。


突然抱きつかれて

びっくりしたし恥ずかしいけど


玲くんって

毎回どうしてこんなに良い香りがするの!?



「昼一緒に食おーぜっ

今日は天気も良いし、中庭とかどう?」


「えーっと…」



普段私は、亜衣ちゃんとお昼を食べている

ちらっと亜衣ちゃんの方に視線を向けると

私のことは気にしないで!と

言わんばかりのニンマリ顔




「悪ぃ中村、ちょっと

まなちゃん借りてく」


「どーぞどーぞ♪」


「行こ」


「うんっ…!」



そう言うと沢村くんは

あっさりと私の左手をぎゅっと繋いだ


< 85 / 194 >

この作品をシェア

pagetop