教えてくれたのは、君でした。



「つーかお前まじでKY

せっかく良いムードだったのに」


「ごめ~ん、でも邪魔する気は

全然なかったんだよ~?」



と言いながら、真白ちゃんは

玲くんの腕に抱きついて



「ふふんっ」


「………っ」



一瞬私の方をちらっと見て、少し微笑み

また更に強く玲くんに抱きついた

それはまるで

私に見せつけているかのようで



「ねー玲、今日あそこ行こうよ~」


「は?あそこって?」


「ちょっと忘れたのー?

ほらあれ、私達の~……思い出の場所」



思い出の…場所?



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