いつだって君は嘘をつく
°さようなら
その日に千沙は息を引き取った。
誰にも見守られず、一人で死んでいった。
家族。両親には早速千沙が亡くなったことを知らされたが、両親は泣くどころか笑っていた。
事故の前はあんなに仲が良かった家族なのに、どうして変わったのだろう…
その次の日、零夜と零夜の家族に千沙が亡くなったことを知らされた。
知らされた夜。リビングでは、こんな会話がされていた。
零父「千沙ちゃんは、千沙ちゃんの親に殺されたんだ!!」
零夜の両親は、取り乱れていた。
零母「私達が早く、千沙ちゃんを引き取っていたら…。まだ、千沙ちゃんは生きていたかもしれないね………」
ーバンッ
零夜が、リビング入ってきた