これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「乾杯」
あれやこれやと買い込むうちに、屋台のある場所を過ぎてしまった俺たちは近くのコンビニで缶ビールとチューハイを買った。
コンビニの店員が親切にこのあたりの穴場を教えてくれた。
少し言った先の神社の裏手、そこにある石段から毎年綺麗に花火が見られるそうだ。
ふたりでそこに行くと、近所の家族だろうか両親と小さな三歳ぐらいの子供がいるだけだった。
すぐに目の前で花火が上がり始める。ドーンドーンと大きな音がして、体に振動が伝わってくるようだ。
「すごいですね!本当に穴場だ……」
彼女は隣で目を輝かせながら花火を見ていると、近くにいた家族連れの子供がぐずりはじめた。
「あ、大きな音が怖かったんですかね?」
彼女も気が付いたみたいだ。
泣きだした子供をみて両親はその場を後にすることにしたのだろう。最後まで奥さんが名残惜しそうに花火を見ていたのが印象的だった。
「飲みましょう!ここ最高の特等席ですよ」
石段に座りながら彼女が自分の隣に座るようにて招きした。俺は言われたまま彼女の横にいつもよりも近い距離で座った。
あれやこれやと買い込むうちに、屋台のある場所を過ぎてしまった俺たちは近くのコンビニで缶ビールとチューハイを買った。
コンビニの店員が親切にこのあたりの穴場を教えてくれた。
少し言った先の神社の裏手、そこにある石段から毎年綺麗に花火が見られるそうだ。
ふたりでそこに行くと、近所の家族だろうか両親と小さな三歳ぐらいの子供がいるだけだった。
すぐに目の前で花火が上がり始める。ドーンドーンと大きな音がして、体に振動が伝わってくるようだ。
「すごいですね!本当に穴場だ……」
彼女は隣で目を輝かせながら花火を見ていると、近くにいた家族連れの子供がぐずりはじめた。
「あ、大きな音が怖かったんですかね?」
彼女も気が付いたみたいだ。
泣きだした子供をみて両親はその場を後にすることにしたのだろう。最後まで奥さんが名残惜しそうに花火を見ていたのが印象的だった。
「飲みましょう!ここ最高の特等席ですよ」
石段に座りながら彼女が自分の隣に座るようにて招きした。俺は言われたまま彼女の横にいつもよりも近い距離で座った。