これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「今日は、勇矢さんの顔みられるかな……?」
誰もいない受付カウンターで小さな声で呟いた。
受付の仕事中で、一番うれしい瞬間は、勇矢さんの姿が見られるときだ。
総務のデスクワークだと彼の姿を見るチャンスはほとんどない。しかし受付だと常務の予定に合わせて外出する勇矢さんをこっそり見ることができる。
彼もこちらをチラッとみて、そして私を見つけると一瞬だけだが笑顔を向けてくれる。
真面目な顔から、笑顔になる瞬間を見るのが最近の私の最大の楽しみであった。
昨日は会えなかったから、今日は顔くらい見たいな……。
ここのところ出張や、接待が多く昨日は久しぶりのデートの予定だった。でも勇矢さんが急に仕事になってしまって会えなかったのだ。
考え事をしていると、エントランスの自動ドアが開いた。
反射的に顔を上げて、確認するとそこには葉山常務の後ろに勇矢さんの姿もあった。
思わず満面の笑みを作ってしまったが、仕事中だ。私は崩れてしまった顔を立てなおして常務と勇矢さんに頭を下げた。
誰もいない受付カウンターで小さな声で呟いた。
受付の仕事中で、一番うれしい瞬間は、勇矢さんの姿が見られるときだ。
総務のデスクワークだと彼の姿を見るチャンスはほとんどない。しかし受付だと常務の予定に合わせて外出する勇矢さんをこっそり見ることができる。
彼もこちらをチラッとみて、そして私を見つけると一瞬だけだが笑顔を向けてくれる。
真面目な顔から、笑顔になる瞬間を見るのが最近の私の最大の楽しみであった。
昨日は会えなかったから、今日は顔くらい見たいな……。
ここのところ出張や、接待が多く昨日は久しぶりのデートの予定だった。でも勇矢さんが急に仕事になってしまって会えなかったのだ。
考え事をしていると、エントランスの自動ドアが開いた。
反射的に顔を上げて、確認するとそこには葉山常務の後ろに勇矢さんの姿もあった。
思わず満面の笑みを作ってしまったが、仕事中だ。私は崩れてしまった顔を立てなおして常務と勇矢さんに頭を下げた。