これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
「お疲れ様です」
「お疲れ~」
返事をしてくれたのは、常務だ。手をヒラヒラと振って笑顔を向けてくれている。
しかし私の視線は、その後ろにいる勇矢さんに向けられていた。
いつもの笑顔が見られると思っていたのに、私の予想は外れてしまう。
常務の後ろにいる勇矢さんは硬い表情のまま前を見つめていた。私が受付にいるのがわかっているにもかかわらず、こちらを見ようともしない。
……どうしたんだろう?
体調が悪いのかな?まさか私に気が付いてないってことはないよね。さっき声をかけたんだし。
冷たい顔のまま、私の目の前を通過する。仕事中だし常務の手前声をかけることもできない。
彼の表情に不安を覚えた私は、エレベーターに乗り込んだ彼が扉の閉まる瞬間一度だけこちらを見たことに気が付いた。
しかしその表情は今まで見たことのないような冷たいもので、私を不安に陥れたのだった。
「お疲れ~」
返事をしてくれたのは、常務だ。手をヒラヒラと振って笑顔を向けてくれている。
しかし私の視線は、その後ろにいる勇矢さんに向けられていた。
いつもの笑顔が見られると思っていたのに、私の予想は外れてしまう。
常務の後ろにいる勇矢さんは硬い表情のまま前を見つめていた。私が受付にいるのがわかっているにもかかわらず、こちらを見ようともしない。
……どうしたんだろう?
体調が悪いのかな?まさか私に気が付いてないってことはないよね。さっき声をかけたんだし。
冷たい顔のまま、私の目の前を通過する。仕事中だし常務の手前声をかけることもできない。
彼の表情に不安を覚えた私は、エレベーターに乗り込んだ彼が扉の閉まる瞬間一度だけこちらを見たことに気が付いた。
しかしその表情は今まで見たことのないような冷たいもので、私を不安に陥れたのだった。