これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
おにぎりでどっちにするか迷うならまだしも、おにぎりと猫缶を迷うなんてどいういうことだ?
時々こういうくだらないことが気になってしまう。
俺にとってはどっちだっていい。別に関係ないことなのに。
ずっと見つめていた彼女が、おにぎりを棚に戻すとくるっとこちらを振り向いた。
「あっ。すみません邪魔でしたよね」
コロコロと鈴のなるような声で俺に謝ったその彼女と目が合う。
その目は黒く潤んでいて、まるで吸い込まれそうになるほど魅力的だった。
見つめていたことがばれたのではないかと気まずく思った俺は「大丈夫ですよ」返事をするのに精一杯で、すぐに彼女がもどした鮭のおにぎりを持ってレジへと向かった。
時々こういうくだらないことが気になってしまう。
俺にとってはどっちだっていい。別に関係ないことなのに。
ずっと見つめていた彼女が、おにぎりを棚に戻すとくるっとこちらを振り向いた。
「あっ。すみません邪魔でしたよね」
コロコロと鈴のなるような声で俺に謝ったその彼女と目が合う。
その目は黒く潤んでいて、まるで吸い込まれそうになるほど魅力的だった。
見つめていたことがばれたのではないかと気まずく思った俺は「大丈夫ですよ」返事をするのに精一杯で、すぐに彼女がもどした鮭のおにぎりを持ってレジへと向かった。