これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
お金がないっていうからてっきり、おごってくれとでも言うのかと思っていた。
俺だって、彼女に聞きたいことがある。食事に誘ったのは俺だから食事ぐらいはごちそうするつもりでいたのに。
そんな俺の戸惑いなんて完全に無視して彼女はどんどん進む。
「はい、おなかすいてたんです。早く行きましょう」
嬉しそうに歩く彼女に引きずられながら、俺たちはハンバーガーショップの自動ドアをくぐった。
「いらっしゃいませー」
店員の高い声が、人がそう多くはない店内に響いた。
彼女はカウンターに向かうと、注文を始めた。
「ハンバーガーはコレですよね?」
メニューを指さしながら店員と話をしている。
「こちらのアップルパイもつけてセットメニューにすると、お得になりますよ!」
「そうなんですか? お得なんですか? じゃあください」
ニコニコと嬉しそうにやり取りしている。
「いまなら、あと三百円追加するとこちらのニコちゃんマグカップとストラップがセットになりますよ。大変お得です!」
「大変お得なんですね! ではそれも下さい」
俺だって、彼女に聞きたいことがある。食事に誘ったのは俺だから食事ぐらいはごちそうするつもりでいたのに。
そんな俺の戸惑いなんて完全に無視して彼女はどんどん進む。
「はい、おなかすいてたんです。早く行きましょう」
嬉しそうに歩く彼女に引きずられながら、俺たちはハンバーガーショップの自動ドアをくぐった。
「いらっしゃいませー」
店員の高い声が、人がそう多くはない店内に響いた。
彼女はカウンターに向かうと、注文を始めた。
「ハンバーガーはコレですよね?」
メニューを指さしながら店員と話をしている。
「こちらのアップルパイもつけてセットメニューにすると、お得になりますよ!」
「そうなんですか? お得なんですか? じゃあください」
ニコニコと嬉しそうにやり取りしている。
「いまなら、あと三百円追加するとこちらのニコちゃんマグカップとストラップがセットになりますよ。大変お得です!」
「大変お得なんですね! ではそれも下さい」