これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
時間は約束の十三時の十分前。
私は会社と高浜さんの自宅のある駅へと到着していた。
実はとても緊張していた。
よく考えれば、男性の部屋に遊びに行くのだ。
それも生まれて初めて。
***
幼稚舎から高校までずっと女子しかいない環境で育ってきた。
兄がいたので、男性にまるで免疫がないわけではない。
高校卒業後それなりに男性と関わる機会も増えた。
けれど男性とふたりきりですごすことなく(兄以外は)二十四歳になってしまっていた。
それを朝まで気が付かない私って何なの!? まわりから「抜けている」とか「天然」とか聞き飽きるくらい言われてきた。
そのたびに、そんなことないのにと思っていたけれど、やっぱり私は迂闊だ。
昨日のことを思い出すと自分から積極的に部屋に行きたいと言っていた。
もしかして、はしたないと思われた⁉︎
そんな風に悩んでいると、すでに家を出ようと思っていた時間に迫っていた。
悩んでいた洋服も、結局いつも会社に行くような恰好になってしまう。
急いで部屋を出た私は、駅前にあるペットショップで猫缶を買うと急いで電車に飛び乗ったのだった。
私は会社と高浜さんの自宅のある駅へと到着していた。
実はとても緊張していた。
よく考えれば、男性の部屋に遊びに行くのだ。
それも生まれて初めて。
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幼稚舎から高校までずっと女子しかいない環境で育ってきた。
兄がいたので、男性にまるで免疫がないわけではない。
高校卒業後それなりに男性と関わる機会も増えた。
けれど男性とふたりきりですごすことなく(兄以外は)二十四歳になってしまっていた。
それを朝まで気が付かない私って何なの!? まわりから「抜けている」とか「天然」とか聞き飽きるくらい言われてきた。
そのたびに、そんなことないのにと思っていたけれど、やっぱり私は迂闊だ。
昨日のことを思い出すと自分から積極的に部屋に行きたいと言っていた。
もしかして、はしたないと思われた⁉︎
そんな風に悩んでいると、すでに家を出ようと思っていた時間に迫っていた。
悩んでいた洋服も、結局いつも会社に行くような恰好になってしまう。
急いで部屋を出た私は、駅前にあるペットショップで猫缶を買うと急いで電車に飛び乗ったのだった。