これが恋というものかしら?~眼鏡課長と甘い恋~【完】
②生まれて初めて
「ランチの後にクロにキャットタワーを買ってあげたいのです。ご一緒していただけますか?」
高浜さんの言葉にふたつ返事で答えた私は、エレベーターにのって地下駐車場へときていた。
彼が車のキーのボタンを押したのだろう。目の前にあった車のランプが一度点滅した。
シルバーのハイブリッドカーが何となく彼にぴったりのような気がした。
私が運転席とは反対側の後部座席のドアノブに手をかけると「こちらへ」と助手席のドアを開けてくれる。
あ、デートの時は後ろじゃなくて助手席に座るんだ。
噂には聞いていたけれど実際自分の立場になると、そんなことには頭が回らなかった。
っていうか私、デートって!
ちょっとランチして、ショッピングするだけなのに何舞い上がってんだろう……。
心の中で自分を落ち着かせようとしたが、頭の中に浮かんだ“デート”と言う単語に胸がドキドキしてしまう。
高浜さんが優しく助手席のドアをしめてくれて、運転席へと座った。彼がシートベルトを締めるのにならって、私もシートベルトをしめる。ゆっくりと走り出した車が地下駐車場を出ると、太陽の光が車内へと差し込んだ。
高浜さんの言葉にふたつ返事で答えた私は、エレベーターにのって地下駐車場へときていた。
彼が車のキーのボタンを押したのだろう。目の前にあった車のランプが一度点滅した。
シルバーのハイブリッドカーが何となく彼にぴったりのような気がした。
私が運転席とは反対側の後部座席のドアノブに手をかけると「こちらへ」と助手席のドアを開けてくれる。
あ、デートの時は後ろじゃなくて助手席に座るんだ。
噂には聞いていたけれど実際自分の立場になると、そんなことには頭が回らなかった。
っていうか私、デートって!
ちょっとランチして、ショッピングするだけなのに何舞い上がってんだろう……。
心の中で自分を落ち着かせようとしたが、頭の中に浮かんだ“デート”と言う単語に胸がドキドキしてしまう。
高浜さんが優しく助手席のドアをしめてくれて、運転席へと座った。彼がシートベルトを締めるのにならって、私もシートベルトをしめる。ゆっくりと走り出した車が地下駐車場を出ると、太陽の光が車内へと差し込んだ。