只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!



でも…何処かで見たことがあるような…


まぁモデルさんだし、雑誌に載ってたとかだよね?


そんなことを考えながら、まじまじと彼を見ていると…



「え…」



今、目があったような…



いやいや、まさかね?そんなはずないか~!


流れるように撮影をしていく同い年ぐらいの男の子を見ながら、勘違いも甚だしいなと少し恥ずかしくなった。



「一旦休憩入りまーす!」



結局その声を聞くまでの間、私は立ち止まったまま見入ってしまっていた。


撮られている男子も凄かったけど、カメラマンや周りのスタッフやアシスタント…


全員が一体となってる感じに圧倒されちゃったんだ。


滅多にお目にかかれないからね、こんなの。



「飲み物でも買いにいこ…」



興奮したら喉が渇いたよ。


とにかく水分を摂取するべく、私はスタジオから離れたのだった。


< 141 / 896 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop