只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
予想よりもスムーズに台詞が口をついて出た。
もうホント、私自身もびっくりしてしまう位に…
最初が上手くいくと、どんどん調子も上がってくる感じがする。
「結婚ならお兄様がするじゃない?何故私にも強いるのか皆目検討もつかないわ」
棒読みにならないように口調も考えて声に出していく。
はっきり言って『婚約』とか『結婚』なんて付き合ったこともない私には計り知れないお話で…
どういう気持ちでこれを言えばいいのか悩んだりもするんだけど……
今回の劇は姫の国と隣接している三国の王子との物語。
政略結婚を目論む王子役が羽山先輩。
自分の好きになった相手と婚姻を結びたい王子、それが大和。
恋愛などには関心がなく、誰とでもいいから結婚したい。そんな王子役が直人。
それと、結婚にさほども興味がない姫…
その四人が親好パーティで出会い、三人の王子は姫に恋をする。
それがこの話の冒頭。