只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
……………………かっ?
か、かか、カッコいいとか、何言っちゃってんだ私はぁ!
『顔が整ってるから何でも合うんですよね、この野郎★』
の間違いでしょーがっ!
花音のラブパワーに充てられてしまったんだ、きっと…
いや、絶対そう!
「和装喫茶、オープンでーす!」
入り口のドアが開くと、ぞろぞろと結構な人数のお客さんが入ってきた。
よし、気持ちを切り替えよう!
今はこの喫茶店を成功させることだけ考えるんだ。
でも…接客とかしたことないからなぁ。
経験なくても出来るものなのだろうか…
「ではお客様。7番テーブルをご利用下さい」
「ども~」
受付の子が私の担当する席に案内する。
花音たちは私よりも浅い番号だからもう接客対応中だ。