只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
「歌ったー!もう歌えませ~ん」
「明日声ガラガラだったりしてな?」
「だね?」
大和と花音は少し前を歩きながら話を弾ませている。
こんな時はいつも直人の横槍が入って、って…
「あれ?」
「何だよ…」
いい雰囲気の時は必ず邪魔する直人が…
今日は大人しく見てるだけなんて!
「良いの?」
「何が?」
「二人に、割り込みに行かなくて…」
「あぁ。今日は、いい…」
な、何ですと!?
驚愕した私は、スマホを取り出してある情報をチェックする。
「何してんの?」
「明日雨なのか調べようと思って」
「お前、なめてんのか」