只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
この紅茶、こっちでも大分探したけど見つからなかったんだよね。
結構前のことなのに覚えててくれてたんだ。
松田くん、いい人だなぁ…
「そうだ!お金お金…」
「いいよ。俺の奢り」
鞄から財布を取り出そうとすると手で制された。
確かこれ、普通のボトルよりちょっとお高めだったはず…
それにこの間も奢ってもらったから申し訳ないし。
「でも…」
「昨日一緒に回ってくれたお礼!ね?」
「…いいの?」
「もちろん」
うっ、笑顔が眩しい!
ん~…あんまり無下に断っても失礼、だよね…
「じゃあ…お言葉に甘えて」
「うん」
それにしても、松田くんは本当に同い年なんだろうか。
カッコいいし紳士だし、これはさらに女子が放って置かないわ。