只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
意味を理解した瞬間、ガッと体温が上がった気がした。
だって…
だって、これじゃ告白じゃんか!!
「いや、あのね!好き…は好きだけど友達としてというか…」
「分かってる分かってる」
頭をぽんぽんと撫でてくる直人。
もうこれは完全に子供扱いだ。
こっちは錯乱状態だっていうのに…
そりゃーさ、直人にとってはただの冗談かもしれないですけど?
でもね?私にとっては死活問題なんですよ!
「う~~、もう…からかわないでよ…」
頭のてっぺんから伝わってくる直人の温かさにホッとして、ドキドキして…
前と同じように隣に居れるのが堪らなく嬉しい。
ねぇ、直人…
私、友達のままで居られるように頑張るね?
頑張るから…
もう少しだけ、好きで居させて下さい…