只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです！

「ねぇ、大和…」


「んー？」


「ちょっと…聞きたいことがあるんだけど」



昼休み。


それは昼食用のパンを花音が買いに行ってる時のこと…


教室で待っている間に、私は気になっている質問を投げ掛けてみた。




「最近ね。花音…変わったとこないかな？」


「あいつは常に変わった奴だぞ？」


「いや、そうでなくて」



何気に失礼なこと言うな大和は！


でもまぁ、顎に手を当てて真剣に考えてはくれている。



「そだな～…あるとすればぁ…」


「あるとすれば？」


「よく…松田の話をする、とか…」



それはそれは物すんごーく嫌そうな表情で。


眉間には深い皺が刻まれている。



松田くんの話を(よく)する花音が嫌。



これって…



ヤキモチって奴じゃないんですかー！？