只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!



「いいけど…そういえば直人は?」


「生徒会。また呼び出しかかったらしいぜ?」


「また?生徒会の人も頑なだねぇ~」



成績優秀、先生からの評判も良い直人だからなぁ…


それはまぁ目を付けられてもおかしくない、うん。


これで無口、無表情(私はそう思わないけど)じゃなければ完璧なんだけどね。



「羽山の後釜に狙ってんだろうなぁ…
俺には縁のない話だぜ」


「縁があった方がいいの?」


「いんや、全くっ!」



なんて力強い否定!


寧ろそこまでだと聞いてるこっちまで清々しいよ。



「大和はどうして職員室に?」



荷物の整理も終わったので、掛かってある花音のスクールバッグを手に取った。


今ごみ捨てに行ってるから下で会えると思うしね!


何回も行ったり来たりは面倒だろうからデリバリーしましょう。


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