只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
「するからね?」
「…はい」
NOの言葉が出る前に笑顔で押しきってやった。
今度は逃げられないように直人と打ち合わせでもしておくか…
「じゃ、また後で」
「おう」
大和と一旦分かれて下駄箱方面へ向かう。
途中にごみ捨て場への一本道があって、そこからしか行き帰りが出来ない。
なので、そこで待ってれば確実に会えるのであーる!
一階に降りて歩いていると予想通り花音の姿が!
私は少し早足で近付いていった。
松田くんと居るのを見るまでは…
ぴたりとそこで足を止めた。
別にクラスメイトなんだし、一緒にいて話すこと位はある。
あるんけど…
違和感が私を埋め尽くす。
何かが違う…
じゃあ一体なにが?
必死で脳みそをフル回転させる…