只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!



涙を大雑把に拭うと、立ち上がってカーテンを開ける。



立ってみるとまだ本調子じゃないって事を実感した。


少しだけど、ずーんと重たい感覚が残っていて…



「あら、なるちゃん居ないじゃん」



保健室には誰も居なくて、私一人のみだった。


前に掛かってる時計を見ると、長針が5を指している。



5ってことは17時かぁ……





17時っっ!?



ど、どんだけ寝てんだよ、私!


通りで外が暗いはずだ…




ガラッッーーー



「あ、美桜ちゃん。起きたのね?
身体はどう?まだ辛い?」



自分の想像以上に時間が経ってて唖然としていると、なるちゃんが戻ってきた。


そして心配そうに私の顔を覗きこむ…



「えと、だ、大分良くなりました!
あの…ベッド、かなり占領しちゃってスミマセン」


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