只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!



「私ね、昨日の夜大和に告白…したんだ」


「そう、なんだ…」



想像した通り。


そうは思っても、どう返せばいいのかも分からずにただ立ち尽くすだけの私…



「付き合えないって、はっきりと言われちゃった」


「花音…」



涙を滲ませる花音を見て、胸が突き刺さる思いだった。


私のせい…


私のせいで、花音は…



「あとね…この際だから言っときますけど?大和が美桜を好きって、知ってるから!」



…へ?今、なんて…


知ってる…大和が、私を…好き…!



「えぇーー!?嘘…なんで、何時から!」


「ずぅっと前から!そりゃ分かるよ。好きな人が誰を想ってるか、なんて…何年見てきたと思ってるのさ」


< 66 / 896 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop