只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!



あー、くそっ!


こうなったのは全部自分のしてきた結果だ。


己の欲望のままに、動いたから…!


罪悪感で押し潰されそうだ。



好きだと気付いた時にそれを言えていたら、こうはなって無かった。



急に伝えたって美桜は信じてくれないだろう…


あいつは俺が花音を好きだって信じて疑わないから…



そう思う事で現実から逃げていたんだ。



周りの奴等を気にしてる場合かよ?


俺が本当にやらなきゃなんなかった事はっ!


やるべき事は…


臆病な自分と向き合う事だったんだ。




大和も花音も美桜も…


きちんと自分の気持ちに向き合って前へ進んでんのに。


俺一人、後ろから何もせずに只見ていただけ…



…ったく、軟弱過ぎて反吐が出る。


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