只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです！

思えば花音の事だって逃げてたんだよな、俺は。


大和しか見ていないんだと諦めて、


その割に一丁前に嫉妬したりして…





こんなんじゃダメダメだわな。



そろそろ立ち止まるのは止めにしたい。



分かって貰えなくても構わない。


伝えよう、この想いを。


もう何もしないで後悔したくないから…




そう俺が決めた時、


自分にいっぱいいっぱいになっていて、まるで気付いていなかった。


美桜の考えてる事、今から何をしようとしてるかなんて…



松田が教室に現れた時、


美桜は一目散に松田の元へと詰め寄った。


勿論、俺と大和も何かしらのアクションを起こすつもりだったんだが…


美桜の行動は俺らの予想を遥かに越えていた。