只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!



「頑張って、花音!私に応援されるのもどうかとは思うけど…」


「そんなこと関係ないよ!ありがと、私頑張っちゃうよ~!」



嬉しそうにしている花音にホッとする。


私が居なければ。


そう思われてるんじゃないかと不安だったから…
花音は本当に優しい子だよ。



「私…花音と親友になれて良かった」


「な、何だよ~?今さら」



顔を赤らめてモジモジする花音にクスリと笑みが溢れた。



だけど…『頑張れ』って言葉は薄情だよね。


結局はそれを言うだけで、何の力にもなれないから。


でも…それでも、私は最後まで見届けよう。
改めてそう決意を固めた。




それから普段の調子に戻った花音は、今まで話さなかった反動でいつも以上のマシンガントーク!


私も花音に告白された事実を言えなかった葛藤とか、隆兄に告白した時の想いとか、色んなことを話した…


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