只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
顔が熱くなるのを感じる。
直人に必要とされてることが嬉しかった。
それが例え、友達なんだとしても…
「行きたく、ない…」
驚くほどに答えは簡単に出た。
自分が思ってた以上に花音も大和も直人も、
私の中で…存在が大きかったんだ。
「ここに…居たい」
気付けば涙が溢れてきて…
直人はそれを指で掬ってくれた。
「ありが…っ!!」
お礼を言おうとした私は思わず言葉に詰まってしまった。
だって…
直人が凄く優しい笑みを浮かべていたから。
いつもは無表情だのクールだのと言われてる直人だけど…
今は周りが見たってはっきり分かる位の、とびっきりの笑顔!