只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
本当は、少しだけ思ってたことがある。
イギリスに行ってしまえば…直人の恋の行方を見なくて済むんじゃないかって…
まさかフラれるとは思えないし?
臆病な私は、また逃げようとしてた。
ん~~、よしっ!
こうなればトコトン付き合ってやろうじゃん、自分の気持ちと。
直人の笑顔を見て、そんな風に力が沸いてきた。
その為にはまずーーー
「ごめんなさい!
イギリスには…行けない」
有りのままの想いをお母さんに伝えることにした。
そろりそろりと顔を見ると、眉は下がってるけど少し微笑んでいるお母さんがいた。
え、何故に笑顔??
「やっぱりね…
そう言われるとは、なんとなーくだけど分かってた」
「へ、何それ…わ、分かってた?」
思った以上に落ち着いた我がママンの反応。
それに逆にキョドる私。