只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
その慣れるまでがちょっと大変かもだけど…
真剣さは伝わってくるし、きっと大丈夫だよね。
「いつも悪いな…手伝ってもらってばっかりで」
「ううん。寧ろ簡単なものしか教えられないんだけど…」
手抜きする方法とか言っちゃったりしてクッキング教室にもなってないし。
でも…毎日凝った料理なんて作れないもんね?
自分の余裕と掛けられる時間で変わってくるんだから。
「じゃあ帰るね!…といっても隣だけど」
「おう、また明日な?後これ、持ってって」
そう言って渡されたのはパックに詰められたおかず。
今日二人で作った肉じゃがときんぴらごぼうだ。
「…貰っていいの?家族で食べる分、なくなっちゃったりしない?」
「親父は今日も遅いらしいから…俺と心菜だけじゃ食い切れねぇよ。
遠慮すんな」
笑顔で頭をぽんぽんされた。
こういう仕草はお兄ちゃんっぽい感じがするな~…