只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
昔の緋色にはビクビクさせられっぱなしだったけど…
今はホッと安心するかも。
年月は人を変えるんだなぁ…
「よし、私も晩ごはんにするかー!」
貰ったタッパをふたつ抱えて、私はリビングへと歩いていった。
時間はあっという間にすぎてもう2月。
女子も男子もソワソワしている人が増えた気がする。
そう…2月のイベントといえば…
「もうすぐバレンタインだよね!」
弾んだ声にキラキラの笑顔。
花音の周りに浮かぶ花を集めたら、ボリュームのある花束になるんじゃなかろうか。
「バレンタイン、ねぇ…」
私には半分ぐらいしか関係のない行事だなぁ…
義理と友チョコは渡すけど、
本命は渡せないだろうし…