只今、恋の修羅場に巻き込まれそうです!
「ったく…大和もちゃんと送っていけよな」
公園を出てマンションまでの道を歩く最中も、直人はブツブツ。
しかも、その矛先は大和へと向いていってる気が…
「ねぇ、直人…」
「ん?」
「確かに…もう遅い時間だとは思うんだけど。そんなに、子供扱いしなくても…」
心配してくれるのは嬉しいけど…
そこら辺はちょっと解せないというか。
「…バーカ。子供扱いじゃねぇ…女扱い、してんだよ」
「お、おんな…」
直人が私を…女扱い?
そ、それって…
かなり鳥肌立っちゃうんですけどー!?
いやいや、違和感ありまくりだって!
熱でもあるんじゃ…そう思う位に不自然。