蒼の歩み
そして、私は。蒼君とのメールを控えた。おはようだとかおやすみとかのメールを作っていつものノリで送信してしまいそうになるものの、何とか踏み留める。
忙しいところに、メールなんて送ったら迷惑だ。何の為に私は了承したんだか。
――そうこうしているうちに2週間が過ぎ、私はついに我慢が出来なくなってしまった。
『用は無いけれど、メールしちゃった。元気してる?』
送信ボタン、押しちゃった……。私はとんだ構ってちゃんだな、と。自分自身に呆れつつ。夜にメールを送ると、返事は数十分後に来た。まだ仕事中だと思っていたから、早い返事に少し驚きながらも中身を確認した。
『なんだよ、用も無いのに。……なんてな、冗談(笑)真歩は元気か?』
蒼君から返信がきたから元気だよ(笑)、と返す。すると
『忙しいとかそんなんで休んでるわけじゃねーから、こうした1対1のメール位なら大丈夫だから。前みたいに送ってこいよ』
……私が、メールを送るのを我慢していたのがまるで見透かされていたかのような。蒼君から許可が下りたので、それならばまた以前のようにメールを送ろうと思ったが、このメールに引っ掛かる点があった。
休みたい、逢うのを控えたいというのはイコール仕事が忙しいしか思い浮かばなかった私は、どうして蒼君が休んでいるのかがわからずにいた。
他の理由、って。なんだろう……?
でも、こうしてまた連絡を取ってくれるそうなので。特段気にしなくてもいいことなのかな。
忙しいところに、メールなんて送ったら迷惑だ。何の為に私は了承したんだか。
――そうこうしているうちに2週間が過ぎ、私はついに我慢が出来なくなってしまった。
『用は無いけれど、メールしちゃった。元気してる?』
送信ボタン、押しちゃった……。私はとんだ構ってちゃんだな、と。自分自身に呆れつつ。夜にメールを送ると、返事は数十分後に来た。まだ仕事中だと思っていたから、早い返事に少し驚きながらも中身を確認した。
『なんだよ、用も無いのに。……なんてな、冗談(笑)真歩は元気か?』
蒼君から返信がきたから元気だよ(笑)、と返す。すると
『忙しいとかそんなんで休んでるわけじゃねーから、こうした1対1のメール位なら大丈夫だから。前みたいに送ってこいよ』
……私が、メールを送るのを我慢していたのがまるで見透かされていたかのような。蒼君から許可が下りたので、それならばまた以前のようにメールを送ろうと思ったが、このメールに引っ掛かる点があった。
休みたい、逢うのを控えたいというのはイコール仕事が忙しいしか思い浮かばなかった私は、どうして蒼君が休んでいるのかがわからずにいた。
他の理由、って。なんだろう……?
でも、こうしてまた連絡を取ってくれるそうなので。特段気にしなくてもいいことなのかな。